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店長コーナー

吉田 祐直

朝は暗いうちから起きて、すぐ畑へ向かいます。
毎日、ふたつある果樹園をくまなく巡り、仕事します。
自然は待ってくれないので、毎日大忙し!
良いりんご作ることに一生懸命です。

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かどしげ農園のりんご作り
由来
りんごの実り
1935年農家の次男だった初代吉田庄太郎は結婚を機に分家となり、1930年に長男として生まれた2代目の重雄に期待を寄せ屋号を門重と名づけました。
門重の門(かど)は地名です。分家だったので小さな畑と水田からスタートしました。

2代目重雄への期待と学問の道の断念
重雄は向学に燃えて高校に進学しましたが、父親の反対にあい、1947年に入学したばかりの県立高校を中退して農業後継者としての一歩を踏み始めました。 その後独学で果樹や野菜の有機栽培を学び、試行錯誤を繰り返し、岩手の厳しい自然と向き合いながら栽培技術を向上させました。
土壌改良と開墾
特に苦労したのは南西斜面の広大な山林を開墾して植えた林檎園の土壌改良です。  
袋をかけないで最後まで完熟させ旬の美味しい林檎の収穫を目指しました。(これを無袋栽培といいます)  
林檎の根元に敷き藁をして保温と保護、生態系を守ることによって農薬を減らす工夫もしてきました。 現在はマメコバチの受粉も軌道に乗り、毎年安全で完熟した林檎を収穫しています。

岩ふ10号を発見!

 
サンフジの突然変異種岩ふ10号を発見し優良であると認められました。  
この林檎栽培の実績と貢献が、全国版の「ふじ栽培60年誌」にも掲載され、評価されました。

新しい品種もいち早く接木の技術で収穫しています。日々りんごについて研究中し、かどしげの土に合った品種の栽培も続けています。

最近予約販売だけで完売するかどしげゴールドもそのひとつです。
60年以上も林檎と向かい合ってきた2代目吉田重雄の接木の技術は、定着率ほぼ100%と驚くべき実績をあげています。
生産者直売
丹精こめた林檎を直接消費者に配送する、当時としては異端とも言われた生産者直接販売もいち早く始めました。
生産者とお客様(消費者)を直接結ぶということは、お客様のお声が直接聞こえてくるということ。
りんごの品質に自信があればこそ、でした。

おかげさまで、お客様には私たちの心が伝わり、嬉しいお声をたくさん頂戴しました。


1990年には3代目である私、吉田祐直が加わりました。

農業高校の林業科に学び、秋田県のりんご剪定の神様と呼ばれる泉康二氏に毎年指導を受けています。
年々異常さを増す地球の気候…収穫が年に一度の林檎農家にとって毎日が真剣勝負です。

2代目からも、確かな技術を継承しつつあり、 代々続いた経験・知恵・勘が強い味方となってくれています。
さらに、私の息子、重樹と康樹兄弟が農業高校で学んでおり、 4代目として、新たな力を発揮してくれる日も近いと思います。


おかげさまで、生産者直売のかどしげ農園のりんごはさらに口コミで広がりつつあります。今では全国からたくさんのご注文を頂きます!
樹の上でしっかり熟した「完熟りんご」には甘みがしっかり入っていて、流通の都合上、まずスーパーなどの店頭には並ぶことはありません。

・こんなに美味しいりんごは食べたことはない!
・贈り物として送ったら今までにないくらい喜ばれました!

 
などの嬉しいお言葉をいただきます。
生産者冥利につきます!

これからもお客様に喜んでいただけるよう、丹精こめてりんごを育て、お届けしたいと思っています。