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朝は暗いうちから起きて、すぐ畑へ向かいます。
毎日、ふたつある果樹園をくまなく巡り、仕事します。
自然は待ってくれないので、毎日大忙し!
良いりんご作ることに一生懸命です。
実りの季節です。
9月に入ると、早生種の収穫は間近です。
色づき始めたりんごの実。この時期、きれいな真っ赤な実にするためにしている工夫が色々あります。
下の写真のりんごの根元を見てみて下さい。
太陽の光が下からもまわるように、銀色のシートが張られています。
こうすることで、上からも下からも陽があたり、じっくりと熟してゆきます。
もともと、当園では無袋栽培といって、袋をかけずに育てているので、自然の環境は厳しくも、恵みをたっぷり頂きながら成熟します。
しっかり甘みの入った美味しいりんごです。
実をもぎ取る前に行う大事な作業があります。
葉摘み(はつみ)です。
りんごの色づきは、太陽の光と大いに関係があって、きれいな赤い実をつけさせるには、まんべんなく光を当てる必要があります。
実を覆う葉を摘み取り、りんごにたっぷりの陽を浴びさせます。
色ムラがなく色付かせるのには不可欠です。
順を追ってみてみましょう。
葉が覆いかぶさっていますね。
そっと、光を遮る葉を取り除きます。
1枚、2枚、3枚……熟練した者にとってはあっという間の作業です。
はい、出来上がりです。
だいぶスッキリしました。
これを全てのりんごの樹、りんごの実に対して行うので、とても手間のかかる作業です。
りんごへの愛情をこめて、傷をつけないように丁寧に行っています。
写真は、りんごの樹を見て回る園主です。
玉回しといって、時々りんごの実を手で回転させてあげる、という作業も重要です。
葉摘みをしただけでは、やはり陽のあたる部分に偏りがあるからです。
こうして、園を回りながら、ひとつひとつそっと回転させます。
初めて玉回しをする人は「実が落ちてしまわないの?」とこわがるのですが、そっとまわせば大丈夫。
りんごの実にも個性があって、中にはどうしても回りにくいものもあったりします。
まもなく家族総出の収穫作業が始まります。